SEOの市場

SEO対策はあらゆるビジネスに効果的なマーケティング手段とはいえま せん。SEOコンサルテイングの仕事をしていると、様々な業種・業界の方からSEO対策の相談をされます。利益を優先するのであれば、どんな相談に対しても提案をした方がよいのでしょうが、あとからぜんぜん 成果が出ないじゃないかと怒られるのが嫌なので、 SEOで成果を返すのが難しそうな案件については、初めからその旨を説明してお断りしています。いろいろな場面で当たり前に検索サービスが利用される世の中になっ てはいますが、それでも SEO は万能のマーケテイング手段ではないのです。

商圏が広いほど SEO向きです。SEOの優れた点は、検索サービスが利用できる場所であれば、距離に関係なくアプローチできるところです。商圏が広くなると潜在的な母数となる人口が増えるので 範囲が広ければ広いほど SEO は威力を発慢しやすくなります。
商圏が狭いと SEOに向かない 反対に、商圏が狭いビジネスは SEOにあまり向いていません。たとえば、特にこれといって特徴のない、商店街のお肉屋さんに SEOで集客をかけるのは効率的ではありません。お肉屋さんの商圏は徒歩圏内と 考えられますが、夕飯用の食材を買いに行くだけのときに、わざわざ検索してお店を調べたりはしませんよね。とはいえ、最低限の対策は行っておいた方がよいでしょう。商圏外か らやってきた人に場所を知らせたり、安心感を持ってもらったりするた めにGoogle Map に表示されるよう Google マイビジネスに登録するなどの施策は有効です。

検討期間が長いものはSEO向きです。 SEOに向いているかどうかは、商材の検討期間の長さにも関係します。検討期間が長い商品、とりあえずノートパソコンを例に考えてみま しょう。 最近では格安商品も出てきましたが、ノートパソコンは数万円以上す る高額商品で、かつ購入後は数年にわたって使用します。そのため、消費者はなるべく失敗しないよう購入前の下調べを入念に行うでしょう。 まずは通販サイトなどでおおよその相場観をつかみ、予算を決めたらその中で買える商品同士を比較して、口コミや評判も調べ、商品を決めた ら一番お得に買えるお店を探す……そんな探し方をするのではないで しょうか。 この過程で頻繁に利用されるのが検索サービスです。検討期聞が長い商材は検索を通じて接触する確率が高いので、 SEOと相性がよいのです。

一方で、キャベツやトイレ ットペーパーなどの最寄り品はどうでしょうか。チラシで特価品をチェックするくらいのことはしても、何日も前から検索して激安品を探したり、品質を吟昧したりする人は滅多にいません。このように、検討期間の短い商材は検索サービスを通じて情報を 探そうとしている人が少ないため、 SEO に向いていないのです。